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knoxbrainリフィル用紙の製造工場へ

東京から約2時間弱、某所にある提携先の製紙工場へ出張してまいりました。

knoxbrainの新しい手帳用紙はこの秘密工場で熱い情熱を持ったスタッフの皆様の力で作られています。

日本には、ハイクオリティな紙を生み出す世界でも有数の製紙メーカーが複数あります。しかしながら今回の手帳用紙のような、こだわりぬいた紙を少量生産で作れる工場は、現在数えるほどしかありません。製紙メーカーも他業界同様に、生き残りをかけて効率の良い紙を大ロットで抄造するようになるのが必然です。結果として、広告や雑誌等に使用する印刷用の紙を安く大量に作る体制がメジャーとなります。手間がかかり、収益になりにくい「こだわりの紙」を少しづつ丁寧に作るということは、志なくしては維持できない仕事です。

通常紙は、厚くすれば当然のことながら裏抜けしにくくなります。しかしながら厚くなると、一度にたくさんの紙を綴じて持ち運ぶシステム手帳には不適切です。もちろん重くもなります。そこで裏抜けしにくいギリギリの薄さまで追及します。

この紙厚は密度と坪量との関係で決まります。紙の微妙なしまり具合、厚さすべてが書き味に影響します。さらに「滲みにくい」ということも今回のリフィル用紙のこだわりのひとつ。このためにはサイズ剤というものを使いますが、この種類によっては繊維が簡単に劣化してしまうことになるので要注意。

加えて「てんりょう」と呼ばれる粉の成分を添加することで不透明度や表面の滑らかさを高めるわけですが、これも入れすぎると表面がつるつるになって行き、ペン先が滑りがちな状態を招きます。不透明性はある程度必要ですが、表面はほのかに毛羽立ちが残るように薄めのお化粧で。そう、これが書き味に大きく影響するのです。加えて不透明度を求めながらもそれと逆光する要素である白色度も追及。白色度も強すぎると目が疲れると感じます。冷たい印象も与えます。微妙な白さ、ほのかに紙のぬくもりも感じたい。。。

これら様々要素は、どれかを追及しすぎると、他の何かを犠牲にせざるを得ないもの。当然、工場にはハイレベルの機械が入っていますが、やはり実際に抄紙してみなければ、微妙な味わいはわかりません。今回のリフィル・リニューアルにあたっては約1年弱を要し、何度も何度も根気強く工場のスタッフがトライしてくださった結果にたどり着いた究極の紙なのです!

発売してまだ日が浅いですが、嬉しいお褒めの言葉も多々お客様から届いています。

工場の皆様!ありがとうございます。 これからも宜しくお願いします。

現地には朝10時30分着、風が強いが青空の下、鮮やかな黄色に紅葉した銀杏がとてもきれいでした。

ところが工場スタッフの皆様と打ち合わせをしている間に、気がつくとどんよりと空が暗くなり、やがて冷たい雨に。そして夕食を終えて帰路に着くころには雪が降り始めていました。雷が光っているのも見ました。ありとあらゆる天気を一日で経験した不思議な1日でした。