« 2009年02月 | メイン | 2009年04月 »

2009年03月 アーカイブ

2009年03月18日

校正に使う必須の道具

ただいま2010年日付入りリフィルの校正真っ最中です。

当たり前ですが、日付や曜日に間違いがあったら大問題。

手帳やカレンダーといった日付入り商品を作るメーカーにとっては

最も大切な仕事の一つであり、担当者にとっては最も辛い仕事となります。

 

まずはデザインの決定ですが、月によっては5週だったり6週にまたがったり

しますし、月間ブロックタイプや週間タイプをコンビで使用する場合も想定し、

全商品に共通となるルールを定めます。ページ中央からどの位置に日付数字が

来るか、上からどの位置に曜日表示が来るかなど、様々な要素を網羅した上で、

デザインルールを定め、それを全品番に反映します。

それからようやく、毎日の日付数字や曜日表示を、祝日表示等を入力して行きます。

入力後に、全ページを読み合わせ。読み合わせとは、複数の担当者で声に出して読みながら、

正確に日付が入力されているを確かめる作業です。

定規のマス目をにらみながら、線や文字の位置ズレがないか確認しているところです。

これをもちろん全ページ行います。

万が一、ミスを発見した場合はデータ修正しますが、データをいじることによって、

修正していない箇所までがおかしなことになってしまう可能性があります。

これがコンピューターソフトのなんともイラつくところですが。。。

従って修正したリフィルは、またまた全てを校正し直します。

「何かおかしい?」と感じさせるセンスと同時に、何よりも集中力を要する仕事です。

 これを、何百品番も行うわけですので、もしかするとこの労力こそが、一番ハイコストかも

しれません。同じ商品をさらに他の校正マンが再度チェックを入れます。

延々と校正作業が続きます。

何度も何度も365日を追いかけます。。。

 

機械がやってくれたらどれ程楽だろう?

いつも思いますが、そんなものはないようです。

外注で他の会社に委託するということも不可能です。何故なら、万が一製造後にミスが

発覚し、作り直しとなると大変な高額出費となるわけで、そんなハイリスクな作業を請け負える

会社は存在しないのです。また「リスクを負えないということは間違ってもよいということ」で、

そのような委託業務自体がナンセンスとなり存在し得ないというわけです。

 

「校正は神聖な作業」と認識し、担当者は聖職者のようにひたむきにリフィルに向き合います。

毎日、毎日。

その後ろ姿からは荘厳なオーラが醸し出されております。

まるでフルマラソンのように、紙の上を、ただひたすらに、意識を走らせます。。。

そんな「校正」に必要な武器ですが、

筆頭はむろん校正用の細字ペン。加えてKNOX担当者が日夜振り回すのは

写真の40cm定規なのです。

本体にマス目が刻まれ、データのズレを確認しやすくなっているのもよいし、

この40cmという長さがA5リフィルを並べて確認するにも丁度よいようです。

 適度な幅があり、用紙を抑えるにも都合がよいです。

社内でもこの時期、これを携える人間がそこかしこに見受けられます。

このような大きな定規はパーソナル・ユース需要は皆無でしょうが、

プロが使う仕事道具って、やっぱり美しいなあ。。。と

思ってしまう今日この頃でした。

E.T

 

2009年03月30日

買い物客はどこへ?

久し振りに東京クルージングです。

クルージングというと何やらカッチョイイ車で夜の街をぶ~ん!というように

聞こえますが、デジカメ片手にぶらぶらと彷徨い歩くスタイルです。

「東京で仕事をしていると地方経済がどれほど厳しいことになっているか理解できない」

と、よく言われますが、東京の街をぶらぶらしていても、この世界不況の暗い影は十分に感じてしまえる

そう感じる日々なのです。

人は夜の街に溢れています。

渋谷駅前スクランブル交差点~人をよけるのが精いっぱいなほどの

人の群れ。

六本木交差点~元気なビジネスピープルがワイワイ賑やかに歩いています。

 しかし

店はどこに入っても人がいない。

外にはたくさん歩いているのに、みんな買い物には興味がなくなってしまったのでしょうか?

六本木ミッドタウン。

ここでも、外は人がものすごく歩いているのに、中にはさっぱり、人がいない。

まだ平日の7時少し前。

少し前までは賑やかだったのでしょうが、引きが早い。

もう閉店してしまったかのようです。

みんなが求めるものがどんどん変わります。

その気持の変化が速すぎて、商売するのは本当に難しい。

 

足を延ばして渋谷のSHIBUYA PUBLISHING BOOKSELLERSへ。

今日は「キノコの特集」

村上隆??

 

おっ!明日は「中村拓志が語る建築の哲学」トークがあるのか。

残念、予定があって来られない。。。

このユニークな店も中村さんの手によるもの。

ちょっと参加してお話を伺いたいなあ、と思いますが、また次の機会に期待しましょう。

 

某大手書店の役員の方から、「めっきり本が売れなくなった」と先日伺いましたが、

いやいや、こんな時代だからこそ、また本が恋しくなって読書が愛される時代は

必ず来る。情報をただ得るためだけの速読・乱読というやつではなく、じっくりと遅読して

言葉をかみしめながら、皆が明日への扉を見つけるきっかけになる。

そんな言葉との出会い。

 

あらためて

読書にはそんな可能性が無限に秘められているとは思いませんか?

 

そんなことを思いながら、店内の若いお客さんや、この店の独自のセレクションを見ていると、

少し気持ちも元気に、意味もなくなんだかフツフツと楽しくなってきます。

人間てやっぱりすごいんだな、と。

 

話題の白洲次郎の書籍もしっかり片隅に特集されていました。

そういえば、白洲次郎は当時ジョッターを見事に使いこなしていたとか。

さすがダンディズムの極みですね。

E.T