FEATURE

「N/PEARCE」のクラフトマンシップ

KNOXのNEWスタンダードを実現し、受け継がれる技

「革の風合いが手にしっくりきて、使い込むほどに味わいと愛着が湧くKNOXのスタンダードなシリーズ」と謳って久しい元祖「PEARCE」が、文字通り長期にわたってKNOXを支えた一本の柱であったことは紛れもない事実です。それが生まれた1993年から月日が経った今、システム手帳の“スタンダード”は大きく変容を遂げています。
コンセプトの根幹は継承しつつも、KNOXが考える手帳の“スタンダード”を新たな切り口で今風に解釈し、素材やデザインもさることながら、“つくり”に新たな息吹を与えるべく、元祖シリーズとは異なる日本のクラフトマンシップとともに生まれ変わった「N/PEARCE」。
それを力強く支える安心と信頼の技の数々をご紹介します。
システム手帳 バイブルサイズ 124-819-50 (グリーン×ナチュラル) 41,800円(税込)
システム手帳 ミニサイズ 125-819-85 (ナチュラル×ナチュラル) 35,200円(税込)

裁断・抜き

精密な革の抜きを可能にするのは職人によるスウェーデン鋼の金型。革の伸縮性を考えながら細部に至るパーツまで正確に設計された型紙通りに作られる刃型も実は熟練職人によるハンドメイド。この精度が製品の美しいラインを決定付ける。

革漉き

抜き工程を経てパーツになった革の周囲を限りなく薄く漉く工程。本革だから可能なこの漉き工程は、ヘリ返しなどで仕上げた製品のエッジの厚みや美しさに左右する欠かせない職人技。

念引き

切れ目だけでなく、ヘリ返したパーツのエッジラインにも熱ゴテを当て、平行して施す細い溝とそこから現れる繊細な膨らみは、革のふちを引き締めて美しく仕上げるためには欠かせない装飾工程から生まれる。

肉盛り

革と革の間に芯材や床革を盛り込んで膨らみをつけ、丸みや立体感を加える「肉盛り」は、とても繊細な技術が求められるが、手間を掛けただけの美しい陰影と引き締まった表情を製品に与える。

コバ磨き

「木端(コバ)」と呼ばれるカットした革の断面は凸凹で、そのままにしておくとほつれたり割れたりしてしまうため、コバ磨きによって保護する必要がある。また、オイルレザーなどのコバは磨くほどに艶が増し、製品のエッジの美しさを引き立てる。

ヘリ返し(菊寄せ)

エッジの角丸部分でヘリ返し際に現れるたるみを放射状に幾重にも均一なしわ寄せをしていく、熟練した技術が必要な”菊寄せ”。こうすることで、ヘリ返した革の厚みが均一になり、パーツ同士を貼り合わせても盛り上がることなく美しいフォルムで仕上がる。

縫製

最終的に革製品の高級感を決定付けるのは、ミシンステッチの美しさ。部分ごとに適正なミシンを使い分け、均一な糸目を作り出す縫製技術は、表側だけではなく、ミシン針が目で追えない内側にも細心の注意が払われる。